平塚の「笑味寿」さんに来た。
注文は、醤油ラーメン730円と、ほうれん草トッピング100円。値段としては標準的だと思う。
ご夫婦でやられているようだ。大人しい感じの奥さんが接客をして、寡黙なご主人が作っている。店内は清潔で、お冷はレモンの香りがする。
さてどんなラーメンなんだろう?
10分かからず醤油ラーメンが出てきた。へーーと思った。美しいのである。
平塚的にややヤンチャ系なのかと思ったら、神経の行き届いたラーメンだった。仕事が丁寧ですね。
さてお味は?
まず、こちらのご主人は、しっかり修行された方だと思う。
ベースは神奈川系というか家系なんだけど、家系の豚骨のアクや強さを除いた感じ。かといって旨みは十分だし、「飲めるスープ」になっているのがいいね。僕的には「ストライク!」。
こういうラーメンの感じ、東京にはなかなかないんですよ。
東京は主張の強いラーメンばかりだもんね。平塚という土地で、特に誰と競うわけでなく必然的にできたスタイルだと思う。
もちっとした太麺。
もう少しノーマルな太さの方がいいと思うけど、これはご主人の考えなんでしょう。
細いシナチクが良い。チャーシューも良い。麺の量も僕には十分。
平塚は東海道線を挟んで北と南では印象が全然違う街ですね。ここは北なんだけど、丹沢がすごく近くに見えるのね。老人がたくさん歩いている。あ、近くに大きい病院があるからか。
南は、東京の松濤か成城学園かという感じで相当良い雰囲気。僕は平塚の南方面に引っ越そうかと最近考えている。