馬車道です。見える風景はみなとみらい。馬車道といっても桜木町ですね、横浜駅まで歩ける距離です。
その馬車道のはずれにある牛なべで有名な老舗「荒井屋」さんに行ったんです。靴を脱いで上がるのですが、玄関の人が優れているので適当に脱いどけば正しい席札が着いています。これにはびっくりですよ。老舗の底力だね。
僕は結構な席に通されてしまいました。最近丁重に扱われる事が多くなり、ジジイになったとヒシヒシと感じる今日この頃。電車で若い女の子が横に座らなくなったとヒシヒシと感じる今日この頃。明らかに避けられているような気がします。
良い席に案内されました。「こちらの席でよろしいでしょうか」と聞かれました。老舗の余裕です。
これは飲まないと失礼だろうと思いました。いつでもどこでも飲む理由を見つけます。
一番安い「ランチ開化丼」1320円を注文したら、アラアラこんな立派なのが出てきちゃった。一番良い席で一番安いのを注文するやつは誰。俺だよ。
夜は最低一人10000円なので、お得すぎます。
まず目を引くのが美しいサラダ。あくまでも野菜は新鮮で、絹さやが隠れていました。750円くらいでメニューにあっても全然おかしくないレベルのもの。
ごぼうのきんぴらだと思うのですけど、これだってお通しで出せば300円は取れるでしょう。ま、値段はともかく、美味しい。お弁当の隅っこに入っていたら嬉しいやつだ。
蓋を開けました。牛肉・ごぼうの卵とじ丼ですね。1320円でこの世界はどうなってるの?と思いましたよ。しかも味噌汁はシジミでした。
夜の肉とは違うんでしょうが、和牛が美味い。美味いとしか表現できない自分が嫌になるくらい美味いんです。ごぼうもたっぷりで食べ応えがあります。どんなへそ曲がりでも美味しいと思うでしょうね。
ご飯を軽くとお願いしたのに。吉野家の牛丼並以上のご飯量。でも具の甘さでご飯が進みましたよ。接客も含めて全てに手を抜かない老舗の力。
荒井屋さんのランチは強烈におすすめです。
ではまたね。