牛丼・並。恵比寿「吉野家」

 

f:id:neilchikuwa:20211126185329j:plain恵比寿の吉野家で牛丼を買って出社する僕は、これでも社長である。ま、非常にちっこい会社だけど。
牛丼を食べる時、そーいえば冷蔵庫に納豆が一個あったなーと思って食っちゃった。この件で会社が少しもめた。

「あ、無い!納豆が無い」声の主はミネちゃんだ。ミネちゃんは「峰子」という名前の主婦で、ページ物なんかサクッと作っちゃう天才で、ミネちゃん無くてはウチの会社はありえない。

僕はミネちゃんに謝った。「ごめんね。ずっとあるから要らないのかと思ったのよ。明日買ってくるからね」
ミネちゃんは真顔で。「本当ですか?絶対に?」
僕はミネちゃんのぶ厚い肩にそっと手を置いて言った。「信じて。本当だから」

続く。