桜海老玉締め丼。京都駅「はしたて」和久傳

この日の昼メシは何年ぶりの「はしたて」さんでした。ご覧のようにランチとしては良いお値段ですが、京都和久傳の味が楽しめるのですから安いと思います。「はしたて」って「天の橋立」「箸立」どっちなんでしょうか。

午後2時を過ぎていたのでガラガラですが、12時台は連日長蛇の列です。「出張帰りには必ずビールを飲みなさい」と死んだお母さんが言ってたのを思い出して、小指を立ててビールをいただきました。

出ました桜海老玉締め丼。iPhoneで撮るのが後悔するほど美しい丼です。光琳の世界です。

大きな桜海老がジュルジュルとろとろの卵でとじられています。野菜がシャキッとしていて良いアクセント。薄味ですが出汁感が素晴らしい。これ、ヌートバーのお母さんも絶対好きだと思う。

この何でもない味噌汁も出汁感がすごい。

今回の発見は店員さんから味変を勧められたこの山椒の瓶。

実山椒は醤油味が濃すぎると思いましたが、山椒香油がドンピシャでした。これすごいなぁ。粉の山椒よりまろやかで鰻重に使っても良いかもしれません。山椒香油前提でこの丼を作ったのかは知りませんが、何とも合うのでした。

何でもないと思えた昆布の佃煮がこれまた美味しいのよね。

山椒香油、売っていました。

山椒香油買っちゃいました。東京に帰って毎日使っていますが、全然飽きない。味噌汁にかけたりしています。先日ペペロンチーノを作ったらハマりました。暖かいうどんや蕎麦にも良いかもですね。これ、おすすめ。