肉チャーハン。東伊豆町・片瀬白田「ふるさと」

お元気ですか。去年の12月だったと思うのですが、伊豆急片瀬白田駅を降りたんです。ここ、ローカル感半端なかったですよ。

無人片瀬白田駅は、自分でスイカをピッするのでした。こんなユルイので良いかなと思う僕は、やっぱりどこか心が卑しいのでしょうか。

片瀬白田駅を降りたのは「ふるさと」さんの肉チャーハンを食べてみたかったからなんです。伊豆には、ソウルフード的チャーハンが根付いていて、伊東周辺の納豆チャーハン(略してナッチャー)と、稲取から下田周辺の肉チャーハン(略した名前は知らない)があるらしいのですよ。君は知っていましたか。

肉チャーハンを注文したんです。接客してくれたのはおばあちゃんで、この人大丈夫かなと思ったけどなかなかのコミュニケーション能力でお話上手でした。

昼時を過ぎていたので、客はサラリーンマンと三十代位の男女だけでした。女の方が精算の時に「ここホント美味しいから、ここしかこないのよ」的な事を言っていたのです。嘘だと思いました。

これが肉チャーハンのやや少な目です。実物はかなりの迫力ですよ。

卵チャーハンにキャベツと豚肉の餡掛けが乗っているだけ。ちょっと濃い味だけど、伊豆で汗かいて働いている人にはこのくらいの塩分が必要なのかもね。濃いという事を除けば本当にバランスの良い味でした。

誰でも作れる訳ではないと思います。長年の蓄積で完成された味でした。

美味しかったので、少な目で注文したのを後悔しました。

インテリアも素敵。

伊豆って深いよね。何度訪ねても伊豆は飽きないなぁ。


自転車乗った白い運動靴を履いた女子中学生と、いがぐり頭の男子が似合う町。でもそんな風景は昭和生まれの勝手なイメージだって事はこの前君にも言われましたよね。

源泉。温泉地ならではの風景。遠くでギターの音がしていました。何度も同じリフを練習しているです。下手だなぁと思ったけど、昔の僕らと同じですね。こういう静かな場所から強烈なパンクが生まれるのかもしれないよね。弾いてる若者よ、ギター頑張れとエールを送りました。ではまた。