ロビーに入った瞬間、あまりの田舎臭さにガックシしてしまいました。何というか、下田と長島温泉と釜山を足して割った感じ。
ウヨウヨいるジャージ姿の修学旅行生がお土産の袋を振り回して走り、ツアーで来た中国人がロビーのソファを占領して叫ぶように大きな声で話しています。
スタッフは感じが良いですが、正直帰りたくなりました。こんな事云う僕の感じが悪いのはわかっていますが。
しかし部屋の窓を開けて、景色の綺麗さにびっくりしました。今まさにマジックタイム。ビーチの一番美しい時間ですよ。
アメリカンビレッジの灯りが綺麗ですね。右下の手前の建物は「コンドミニアム・モンパ」、中央の建物は「カンバーナ沖縄」。カンバーナ沖縄は新しいホテルで良さそうでした。アメリカンビレッジの奥に「ヒルトン」があり、昼間は電気自動車が送迎しています。ヒルトンまでは歩いて10分くらいですね。
山側も綺麗ですね。
そして少し時間が経ったらこの色。
ホテルに着いてまだ5分ですが、この景色を見たら不満は全て忘れてしまいました。
ヤバいですね、この夕陽。
勿論、缶ビール片手です。この風景は、ビールを飲みながらじっくり見ていたいです。今この夕陽に囲まれて思いっきり屁をしたい。中身が出ない程度に。
朝になりました。窓を開けたらこの風景。 オゾン感が超すごい。やはりここで屁をこきます。
毎日東京でパソコンに向かって被爆している体の細胞がぷちぷちと蘇る感じ。離島はもっと素晴らしいんでしょうが、僕なんかここでも十分です。
このホテルに泊まるなら、コーナースイートがオススメです。
ベランダが2面あるので風が抜けて開放感がすごいです。そしてお風呂の窓を開けるとこの景色です。
朝食会場です。レストランの装飾は、はっきり言ってセンス無いです。
メニューは豊富で「朝からステーキ」「沖縄そば」「自分で作るハンバーガー」が人気でした。こちらのお料理は洗練されていませんが、手作り感満載でなんか誠実な感じがしました。
驚いた事に客の8割が、中国人と韓国人と台湾人です。だからどうしたって訳ではないですよ。別に差別してませんよ。
でも中国の方が料理を盛ったトレーを床に落としたまま、知らんぷりして行ってしまったのは、好きじゃなかったなぁ。物も言わずにグイグイ押して列に入ってくるのも、好きじゃなかったなぁ。
朝あんなに沢山いた隣の国の人たちは、昼間はほとんどいません。昼間は本当に静かです。波がないので何も音がしません。
HPで自慢の動物園に行ったら、木で囲まれた場所に普通の犬とヤギが昼寝していました。
数日泊まったらこのホテルの気楽なムードが好きになりました。
このホテルは、リゾートにあるオシャレな緊張感とは無縁です。
ここで数日過ごせば、腹が出てしまってステテコみたいな半パンにビジネスソックス履いてるアホヅラの夫でも、タンスの底から見つけた30年前のキュロットスカートとヤケにデカイTシャツを着ている同僚には見せたくない姿の妻でも、お互いに許しあえるでしょう。もしかしたら、お互いの欠点も好きになるかもしれません。
そういう感じのホテルでした。