あー、ここは居心地が良いなぁ。いらっしゃいとも言わないけれど、お店のおばちゃんは優しい感じ。
まわりを見るとこんな早い時間から、一人で呑んでる中年ばかり。僕も同じなんだけどね。
じゃこ豆というのが名物らしいが、焼き穴子酢を注文。焼き穴子酢350円。
保冷ケースに入ってた穴子の器に、おばちゃんが指でギュッてキュウリを入れて、タレをかけただけ。でも、箸が一瞬止まるくらいの絶品だった。穴子の香ばしさとキュウリが最高の相性だ。
お店のこの女性、串カツつまみにビール飲みながらの仕事。
やさぐれ感がかなりカッチョいい。そしてこの女性、かなりの揚げ物マイスターだった。
串揚げ3種。アスパラ100円、豚130円、玉ねぎ100円。旨い!ほんとに軽く揚がっている。
失礼ながら、カウンターだけの居酒屋とは思えない、素晴らしい揚げテクニック。
この方が揚げているのだ。揚げ物マイスターの手際の良さに見ててしびれる。
揚げたらサッと自分の立ち位置に戻り、ビールを一口。タバコを一服。所作にスキがない。ケンカをしたら確実に負けるだろう。
はも皮酢300円。なんでこんなに旨いの?
白金あたりのちょっとした割烹なら、料金3倍だと思う。僕は、旨すぎておかわりをした。
串揚げ追加。豚130円、貝柱130円。
その後も追加は止まらず、かなり食べて飲んでしまった。それでも代金は4000円しない。
東京だったら、8000円くらい出しても満足するだろう。そのくらいのレベル。
大阪はこういう店が普通にあるからすごい。半田屋さんの場所はアベチカだ。