池袋に仕事で来たので、都電に乗って大塚の天平食堂さんに来ました。
今日は五月なのに真夏の日差し。
暑い日と二日酔いの日には、天ぷらが食べたくなる。
男は疲れた時に「無駄な勃起」をしますが、あれは死に際に子孫を残そうという種の保存の本能なんだそうです。それと天ぷらと何の関係が?ま、いいか。
天丼840円を注文しました。
わかめと豆腐がたっぷりの味噌汁と、細かく刻んだ自家製お新香がついてきます。このお新香だけでもご飯の一杯は食べられそうですよ。
蓋を開けます。ジャジャン。
熱々です。
茄子とピーマンのコロモが剥がれているのはワザとなんです。
失敗ではなく、ワザと野菜の色を見せているんですね。
茄子に油が沁みてトロトロになるのです。野菜の下には、今旬のキスと大きな海老がドスンと横たわっておりますよ。
天ぷらもさることながら此処の丼汁が美味しいんです。江戸前としては味薄めの丼汁なんですが、コロモ厚目の天ぷらに沁みると、クタクタジュワーとなって、たまらん美味しさなんです。
もう一度蓋をして、少し待ちます。
この蒸らし効果で旨さが増すのですね。
生意気な言い方ですが、ここのご夫婦は何をどうしたら美味しいのか、本当にわかっていらっしゃいますね。何種類の天ぷらを山のように乗せる天丼をよく見ますが、僕はどうも。。。
最高の天丼でした。