どの店に入っても絶対旨いだろうという日本橋界隈だけど、この日は室町砂場さんでお蕎麦をいただく事にした。まだ少し寒い4月の事だ。しかし日本橋のこういう所に来ると中目黒辺りが田舎に感じるねぇ。
僕は客が多すぎて落ち着かない神田のやぶがあまり好きではなく、日本橋界隈では砂場がやっぱり落ち着く。
死んだ母がモロ江戸っ子気質の人で「蕎麦屋でビールを飲まないような人には、ならなくでおくれ」と言っていた事を思い出し、ビールは特に好きではないが、仕方なく注文した。親の遺言は辛くとも守るべきだと若い人達に言いたい。
ビールと一緒に出てきた梅クラゲ。こいつがビールに合いすぎる。うう、うまいっ。
昼間っからサボって酒飲んでるおっさん多し。ほぼ全員そうじゃん。僕もだけど。しっかし蕎麦屋のビールはほんと美味えな。
天ざる1700円を注文した。
これが「室町砂場」の天ざる。砂場のざるそばは、一般的に云う「もりそばに海苔がかかったもの」ではなく、要するに更科そばの事。そして「天ざる」とは言っても小さなかき揚げがツユに入っているのみ。これで1700円なの?という意見はチラホラですがこれで良いんです。
こいつがビールに合いすぎる。うう、うまいっ。
お蕎麦の香りはしますが、食感は素麺に近い。
お蕎麦の量はかなり少なめ。大袈裟ではなく5口で行けちゃう量。お代わりを頼もうと思ったけど予算的にがまんした。
お隣は鰻屋さんね。ここ安いですよね。