新宿小田急百貨店で、深川太郎さんの『深川めし あなご弁当1296円』を買った。さほど期待もせずだった。というのは以前『深川めし弁当』を買って、ピンと来なかった記憶があるから。ただの普通の炊き込みご飯というか、まぁコンビニレベルという感じにしか思えなかったのだ。
新宿のデパ地下を歩いている時、このお弁当が目について、敷き詰められた穴子がとても美味しそうで柔らかそうで、僕を呼んでいる気がした。
結果は、大正解である。あさりが脇役に徹して穴子の旨さをアクセント的に押し出しているのがいい。甘く柔らかい穴子が主役であるが、時たまあさりの香りと味がぐっと出てくるのが絶妙だった。出し巻き卵、柴漬け、梅干しも最低限の量で、身分をわきまえて穴子をの美味しさをサポートしている。