ひとつのことば 北原白秋
ひとつのことばで けんかして
ひとつのことばで なかなおり
ひとつのことばで 頭が下がり
ひとつのことばで 心が痛む
ひとつのことばで 楽しく笑い
ひとつのことばで 泣かされる
ひとつのことばは それぞれに
ひとつの心を持っている
きれいなことばは きれいに心
やさしいことばは やさしい心
ひとつのことばを 大切に
ひとつのことばを 美しく
ひとつのことば 北原白秋
ひとつのことばで けんかして
ひとつのことばで なかなおり
ひとつのことばで 頭が下がり
ひとつのことばで 心が痛む
ひとつのことばで 楽しく笑い
ひとつのことばで 泣かされる
ひとつのことばは それぞれに
ひとつの心を持っている
きれいなことばは きれいに心
やさしいことばは やさしい心
ひとつのことばを 大切に
ひとつのことばを 美しく
コロナから回数は減ったが、年に数回は関西出張に行かなくてはいけない。
宿泊は京都八条の「ホテル エルシエント京都八条口」。僕にとって定宿化している大好きなホテル。京都駅も空港行きバス停も近くて便利な立地だ。豪華ではないが広々しているので居心地が良い。
しかしコロナの時は一泊4500円だったここも今や20000円。気づかない間に京都のホテル代はNY並みに上がっている。そろそろアパに変えるかな。
USBCがついてるこのコード、超便利。これ盗まれるだろうなぁ。
最近はお店で食べる気がしなくなり、ホテルにチェックインしたら夕食をハーベスに買いに行くのが習慣になっている。
買うのは「京風出し巻玉子のお弁当」。こいつ大好き。
それとおかずに「お酢が摂れる6品惣菜セット」もあれば必ず。こういうのは東京のスーパーには無いんだよね。京都人からしたら普通だろうけど、東京人からしたら京都を感じるんだよね。
このおにぎりはスーパーのお惣菜とは思えない程お米が美味しい。こんな素朴な物を缶ビールでちびちびしてから大浴場のサウナで汗を流す。部屋に戻ってビールをもう一本飲んで即爆睡。これが最高なんですよ。自慰はしません。
朝食会場はいつも激混み。泊まる人数に対してレストランのキャパが低すぎるんだよね。
大きな声で怒鳴るように話す隣国の人の間からそーーと腕を伸ばして取った朝ごはん。ウインナーあまり好きじゃないんだけど。最近マナーが良くなった隣国の人達だが、朝ごはんになるとなんで殺気立つのかな。「列の後ろに並ぼう!」と幼稚園の頃から教えた方がいいですな。
2ヶ月ぶりの関西出張。リムジンバスの時間があったので、サクッとカレーを食べた。
ダイヤモンドカリーさんは4回目かな?
ふわとろオムカレー1180円を注文した。看板に偽り無しのふわとろ感のカレーだった。ルーが多めなのが嬉しい。
場所がちょっと裏側でインバウンド客は少ない。
おいちい。
ベーシックな普通のカレーは900円だった。空港にしてはとても良心的な値段だ。
昼食にツマが作ってくれるおにぎりを毎日持って行く。いつも僕とセーラー君の二人分だけど、たまに15個くらい作ってみんなで食べる。
ツマは指で楽器を弾く職業なので料理は一切しないが、おにぎりが好評なのは嬉しいらしい。
僕は梅干しと佃煮だけで良い。素朴なのが好みなのだ。むしろ塩にぎりが一番好きなのだし。
しかしツマはチャレンジャーになってしまい、ローソンのからあげくんにケチャップべっとり、チーズ&生ハム山葵、アボカド&梅ニンニク、セブンの海老チリ、ポークビーンズ(よくまとまると思う)などを入れるのだけど、これが事務所では大好評。僕はこの流れを何とか止めないといけないと思っているのだが。
そんな事ではいかん!と思い佃煮を買い続けたら、柴又の「丸仁」に行きついた。ここは美味しい。池袋か日本橋に来たら必ず買うことにしている。
この日買ったあみの佃煮は、子供の頃から好きだ。両親が仕事で家に居なかったので、僕も妹もこんな物でご飯を食べていたから。
セーラー君がこのおにぎりを食べて「これ美味しいですね。なんですか?」と聞いてきた。「あみの佃煮知ってる?」って聞いたら、知らないらしい。
篠原さんが「オキアミだよ。魚の餌だね」って言った。この人美人だけどちょっと不思議ちゃん。その後は篠原さんの独演会になり、とうとう韓国で犬鍋を食べた経験を語り出した。「歯茎がおいしいのよね」って言葉に、一同びっくりしてうなずいた。
日本に帰る便は朝だった。
ホテルからはモーニングのBOXを頂いたが食欲が無かったので、後ろに並んでいた日本人のバックパッカーっぽい女の子にあげた。派手に喜ばれたので僕も嬉しかった。でも後で考えたら本当は迷惑だったのかもしれないと思った。相変わらずどうでもいい事をズグズグ考えるクソ親父である。
出国して少し歩いたら「DRAGON EXPRESS」という点心屋があったので、しうまいとお粥とビールを頼んだ。
この冷凍しうまい3個で500円くらい。
お粥は具が消しゴムみたいな肉団子2個しかなく味も無かった。これが理解に苦しむ700円超え。ネギかパクチーくらい入れても神様は怒らない。
しうまい3個とお粥とビールで2500円くらい。いつからバンコクはLAになったのか。
しかも店員は超不機嫌で、なんでサービスチャージを払わなくてはいけないのか分からない。あの態度ならこっちがサービスチャージを欲しいくらいだ。
帰りのJALのエコノミーはイエローカレーだった。これは美味しかった。抜群の安定感。
隣のタイ人の女性に、白川郷は行くべきか?奈良の鹿は怖いのか?高知のカツオは美味いのか?その他質問にされたけど、滞在数を聞いたら1週間だった。そんなら吉祥寺か高円寺で毎晩飲んだ方が小さい店が沢山あって楽しいですよって言ったら、物凄く納得された。
甲府駅からタクシーで10分、湯村温泉街に来た。連休の前日に2万円以内で取れるホテルは湯村ホテルしかなかったのだ。
湯村ホテルに着いた。口コミが賛否両論で怖かったけど、意外にまともな外観でほっとした。
湯村温泉街、寂れ方がすごい。
廃墟と化したスナックが何軒も続いている。この橋は渡った瞬間、とんねるず的に崩れるだろう。
部屋の狭さはビジホ大好きおっさんとしては慣れてるけど、タバコ臭さとどんよりした加齢臭には後ずさった。窓を開けたい。
窓の障子を開けたら目の前にスナック鬼娘があった。映画のセットみたいだ。
空気を入れたかったのだが、窓が開かない。フロントに電話したら女性が来てくれて開けてくれた。その時僕の目をしっかり見つめて「窓を開けて寝ると虫が入りますよ」と言われた。意味がわからん。
この日は明日の事を思うと食欲が無く、目の前のセブンイレブンのおでんだけだった。コンビニのおでんは10年ぶりくらいやね。
温泉に入って8時に就寝。温泉は源泉だった。ぬるめだけど体に染み入る感じ。長期滞在の方がいるのもよく分かる泉質だった。
朝6時に起きて枕の横を見たらこの風景。この黒いツブツブ全部虫だった。ツマが一緒だったら絶対に気絶するだろう。掛け布団や机も数えきれない虫が死んでいた。フロントの女性の言葉は正しかったのだ。
夜中に咳が出てくしゃみもしたが、虫達が僕の鼻の穴や口の中に入ったのだろう。
夜中の素晴らしい体験で、僕の体の中には確実に虫がいる気がしたけど、タンパク質を摂ったと思って気を取り直して朝食会場へ行った。
朝食会場でこのホテルの印象が変わった。じみーなおかずが並んでいるが、全て甲府産にこだわっていた。生卵や納豆漬物も地元の物だ。
左から、ほうとう・ナス漬物・大根おろし・酢の物・冷茶・味噌汁・卵焼き・サラダ。生野菜と甲府産のお米の美味しさにはびっくりした。おっさんは、こういうじみーな朝ご飯を毎日食べたい。
部屋のタバコ臭さには帰りたくなったけど、連休に朝食付きで11500円は安いと思う。虫問題も自然に触れたと思えば良いのだろう。泉質の良さは最高だし朝食も良かった。普通に良心的なホテルだと思った。
この後、長く闘病していた友人の弔問です。気が重い。62歳は若いよなぁ。
急用で甲府に行った。今日は泊まりだ。
お腹が空いてしまって何か食べたいけど時間が無い。2時30分の「かいじ」に乗りたいのだけど、どうしよう。
5分で食べる決意を持って「そばいち」さんに入店した。めちゃ混んでるわ。
店員さん、非常に感じが良い。
注文は、国産海苔そば620円。海苔がこんもりで美味そう。
暖かい蕎麦にワサビをつけるのは美味しいんだね。
海苔とワサビの相性がとても良かった。この時点で「かいじ」の出発まで後3分。
「そばいち」は新宿駅において非常に貴重な店ですよ。
ホームで特急券を買ってる段階で2時29分。カナリ焦ったけどなんとか「かいじ」に乗れました。
大月辺り。ここまで来ると秋を感じるねぇ。
石和温泉の手前くらいかな。
甲府駅に着いたら武田くんが座って待っていた。久しぶりだよね。友達なんだから兜をかぶってなくてもいいのにと思った。ユニクロでいいのに。でも武田くんらしいなと思った。