焼きそば。藤沢「古久家」

取り壊しが決まってやりたい放題の懸垂幕が下がるフジサワ名店ビル。モロ昭和の面白いお店が入っている藤沢駅前のビルなのだ。

この日は地下の「湘南魚づる」で、穴子と明太子を買った。ここは3時過ぎると、マジック持ったおじさんが何人かいて、客が商品を手にした瞬間値引きする珍しい魚屋。元の値段は何だったのかしら?と思うのだが。。。まあ、値引きはありがたいです。

「湘南魚づる」で魚を買ったけど、時間的にチョッと軽くビールを飲みたいという事で「古久家」に来た。僕の定番は、焼きそばと瓶ビール。
湘南にいる時は独居老人なんでご飯の時間が自由で良い。まだ3時だけどこれが夕飯になるのだろう。後で穴子を炙って白ワインを飲めば充分過ぎる


博多人形みたいな顔の人が僕をジロジロ見ている。というかズーーと見ている。どうして良いのか分からない。そんなに珍しい人種なのか俺は。

来ました。いつ見ても美しいシンプル焼きそば。
あ、目が合った。

餡掛けと言うほどとろみがあるのでなくサラッとした感じ。それを受けるボソボソっとした麺が絶妙で、麺と具の量も丁度良く、近いものは世に沢山あるけれどもここしかない味だと思う。

僕はむせるくらい森進一的に酢をかけるのが好き。
やっぱり、まだ見られている。

何度見ても机の脚が可愛いわ〜。