平塚には厄介な超インテリの先輩がいて、今年も正月に呼ばれた。ステージ4の癌になった時「俺が死んだらこのデイトナはお前にやる。女房の世話も任せる」と言っていたのに、全然死なないでデイトナを中野の時計屋に300万で売った人だ。
僕は湘南電車を降りて一年ぶりに大陸さんへ直行した。
今年もお年賀のタオルをいただく。このタオルはNYの親戚に送るとすごく喜ぶんだよね。アメリカには中華屋の店名刷ったタオルなんて無いから、首に巻いてジョギングするとオシャレと褒められるらしい。馬鹿みたいだけど、ま、それがアメリカ。
五目そば550円を注文した。
しかしこの麺が550円。感動を感じる。モノの価値や値段が分からなくなる。
再び云います、この五目そばが550円。
美味しくて涙を流す人はいないけど、思わず笑う人はいる。そんな大陸さんの五目そば550円。
柔らかい細麺がスープと具を持ち上げる素晴らしき世界が550円。
凄い店だ。
