鰻重・並。亀戸「直辰」

「先の楽しみ」という表現がありますよね。楽しみは、後にとっておいた方がより楽しめるという事です。
また、今は心細い狭い道を苦労して歩いているけれど、頑張ればいつか大きな道を堂々と歩く事ができるだろうという哲学的な「先の楽しみ」という考え方をされる方もいると思います。

さて今日は亀戸の名店、直辰さんに行ってきました。

 

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着いたらとにかく、ビールです。

今日は『鰻重・並2300円』をご飯少なめで注文しました。

 

f:id:neilchikuwa:20170617201726j:plain待つ時間は15分くらいでしょうか。一瞬後ずさるほど年季の入った重箱です。

女将さんがこんな感じにセットしてくれます。醤油はお新香用。漬物に醤油がつくのは東京の下町っぽいですね。

 

f:id:neilchikuwa:20170617201801j:plainフタを開けました。

直辰さん名物の鰻重・並ですが、上下の白い空間が広くて気になります。
白い空間はデザイン的には美しいですが、鰻重的にはどうなんでしょう?鰻重的には、なるべくご飯が見えない方が嬉しいのではないでしょうか?

この空間を何とかしたい。。。 

 

f:id:neilchikuwa:20170617201942j:plainやっぱ、掘るしかないべ。。。

そう、上下のご飯を垂直に掘って最初に食べるのです。「先の楽しみ」のためにも。。。

タレがかかっているとはいえ、ご飯だけでは何かおかずが欲しくなります。そういう時に、醤油をたっぷりかけたおしんこが活躍するのです。直辰の女将さんは最初から見抜き見通しなんですね。さすがです。

 

f:id:neilchikuwa:20170617201825j:plainご飯だけだと喉が詰まるので、誤嚥性肺炎にならないためにも、肝吸いは必要です。

 

f:id:neilchikuwa:20170617201907j:plain発掘完成。
残ったご飯粒がこ汚い感じですみません。

しかしこの完成度、どうでしょうか?誰が見ても鰻がびっしり詰まった鰻重です。早く食べたいですね。

 

f:id:neilchikuwa:20170617202027j:plainでは、最初の一口をいただきましょう。一口でここまで行っちゃいました。
旨い。
お口の中が鰻でいっぱいです。しあわせです。 

 

f:id:neilchikuwa:20170617202049j:plainもうこの段階で、最初にご飯だけ食べていた事は忘れてしまっています。やはり人間は若いうちに苦労しなくちゃ駄目です。 

 

f:id:neilchikuwa:20170617202125j:plainこの食べ方お勧めします。

 

f:id:neilchikuwa:20170617202154j:plain今度はランチうな丼1200円の発掘に挑戦してみようかな。

 

f:id:neilchikuwa:20170617202220j:plainおばちゃんもお仕事頑張ってね〜。