テラスモールの帰り、辻堂駅の南口に出てみた。辻堂ならB級っぽい中華でもあるかと思ったのだが、いくら歩いても見つからず完敗だった。もう帰ろうかなと思って駅に向かったら、駅近くに寿司春さんを見つけピピっときたので入ってみた。
この小さな扉が自動ドアだったのに驚く。次に店内の狭さに驚く。でも居心地は最高。そして、昔の東映ヤクザ映画に出てくるようなご主人のルックスの渋さに驚き、奥さんのアニメ顔にも驚いた。
ガラスケースの寿司種は本当にきれいに整えられていて、見ていて気持ちがいい。たまに、手の温度がネタに移るのが嫌なのか、ガラスケースにポンポン魚を投げ込む職人があるが、あれは嫌だねえ。ここのご主人は、そういう類の職人と真逆の人だと思う。
僕は、『ランチちらし800円』と瓶ビール650円を注文。ランチちらしは、車海老、煮蛸、まぐろのづけ、小肌、いくら、蒲鉾、スバス、干瓢、おぼろ、沢庵がきれいに盛り付けられている。800円のちらしにしては車海老が立派だ。味噌汁は、滑子と豆腐。とにかく丁寧。そしてバランスがいい。
こういうお店が近所にあって、半パンで寿司をつまみに行けたら最高だな。