また、年上の素敵な女性に会いに来てしまった。みのり食堂さんを一人で頑張っているおばちゃんに会いたくて。
自宅の目黒から茅ヶ崎までは約一時間、本を読むには丁度いい時間だが、カツ丼を食べに行くには遠いと思う。しかし、初めて食べるみのり食堂のカツ丼への期待に、一時間なんて気にならない。
「すみませーん、ビールもらいます」「あいよ!」僕は勝手にビールを取って栓をあける。なんかこの感じ、僕がこの店に馴染んでるこの感じ、結構いいじゃん。二回目だけど常連な感じが嬉しい。うふふ。
今回も無料のおでんが登場。僕は本の続きを読む。
約10分で、ご飯少なめで注文したカツ丼750円が登場。時間がかかるのは、このおばちゃんがなんでも一人でやってるから。もしかして青のペンキもおばちゃんが塗ったのか?外のコバルトブルーと室内のエメラルドグリーン。この青の世界のセンスはすごい。
やっぱ、このカツ丼うまい。必要最低限にして十分満足。でも、誤解しないでほしい。ここはあくまでも街の食堂。有名とんかつ屋のカツ丼と同じ土俵ではないのだ。
ニラと卵のスープも、出汁と塩の薄さ加減が、カツ丼の領域を侵さない最高の脇役だ。
しかし、この店いい。居心地いいなぁ。
さて、茅ヶ崎まで来たからには、平塚のラオシャンでも寄って行こうかな。