タクシーにて、万両さんに到着。でも、タクシーを使う距離ではなかったと後で気づく。
白いのれんが美しい。早速、うな重の竹と、瓶のビールを注文。奥さんが旦那さんに注文を言い、旦那さんも同じ様に誰かに伝えてる。あれ?旦那さんが焼くのではないのか?そういえば、入った時に焼き場らしき場所に白髪のご老人がいた。ご老人が焼きの担当なのだろうか?という事は、旦那さんの役目は何なんだろう。て、てんちょう?まさか。
それにしても、店主と奥さんは雑談が多い。というより、ずっとしゃべってる。僕は面白いからいいけど、気にする客もいると思う。約15分経過。やはりご夫婦の会話は途切れない。15分間で大体ご近所の様子がわかった。
客は僕だけだった。僕はビールを飲んだり、突き出しのもずくを食べたりして20分ほど待った。うなぎ屋さんで待つのは全然大丈夫。むしろすぐ出てくる方が怖い。
お漬け物が出て来た。もうすぐ鰻がくる合図かな。文句無く美味しいお漬け物。
鰻がご飯の上にだらっと寝ていない。ご飯の上で跳ねているような野性的な強さがある。焼き加減に年期を感じる。端が焦げているけど、万両さんのスタイルなんだと思う。いやはや、素晴らしい鰻を久しぶりにいただいた。
ありがとうございます。