葬式の後、川崎駅近くの興龍さんで、担々麺と半チャーハンセット750円をいただいた。
告別式で事件があった。開始時間になっても告別式が始まらないのだ。
お坊さんが、着いた途端に倒れたらしい。
出席者はみんな黙って座っているので、場内シーン。斎場スタッフの会話が丸聞こえだった。
「息はしてるんですが。。。」 「えっ、そんなレベル?早く救急車を!」
「しかし、今、御導師がいなくなったら、どうするんですか?」「それより人命の方がっ。いいから速く救急車!」
「本人はやるって言ってます」「お坊さんは簡単に死なないと思います」
自分の立場だけで会話してる二人。
今日のお葬式はどうなるんだろうと僕は思った。
延期?火葬場の予定もあるし、遠くから来てる親戚もいるし、それは無理ですよねー。代理の坊主を立てる?お坊さんって簡単に調達できるもんなんですかね。
なんて事を考えていた。
その時、すっくと立ち上がった髪の毛横分けの男がいた。この人いつも目が怖い。
それは、親戚内で有名な人。その人は昭和に拡大した新興宗教の狂信的な信者なのだ。いつも目が怖い。まさか?あの人がお経をよむのかと誰もが思ったと思う。
。。。
喉が渇いて水飲みに行ったみたいだった。一同、ホッとした。なんかすごいホッとした空気が流れた。
約20分後、やっと葬儀開始。お坊さん、出てきた。顔は青白いが病気という感じではない。結構人騒がせだと思った。僕の予感。あの坊さん、二日酔いです。