20代の頃ヨーロッパに行くには、南周り、モスクワ経由、直行と3種類があった。もうアンカレッジ経由はツアーだけだった。
直行便は高価だったのでいつもアエロフロート航空でモスクワ経由だった。3人掛けを一人で寝転んでいた。プアマンズファーストクラスだ。
当時のアエロフロートは、機内に銃座があり東西緊張感モリモリ。でも乗務員はフレンドリーでポケットに入れたキャビアの缶を客にチラ見させて売っていた。金額は、一缶10ドルくらいだった気がする。今の二十分の一の値段ですな。
この四角いものは、当時アエロフロート航空で出て来た角砂糖。東欧デザインが素敵ですね。
当時のアエロフロートは、エコノミーでも陶器のカップ・ソーサーでした。機体はガタピシだったけど今から思えば優雅な空旅でした。