初めてのお蕎麦屋さんの前、「広々とした店内でゆったりとご利用いただけます」と看板があったので、それではゆっくりビールでも飲もうかと思いまして、たかさんに入店しました。
しかし案内された席は「広々とした店内でゆったりと」とは程遠い、一つだけ開いているカウンター席。周りはスーツ姿のサラリーマンががっしりいます。えっ、ここ?って言いたくなったけど、それは自分の我が儘かもと思って座りました。注文は『天丼と蕎麦のセット980円』です。
カウンターの椅子は、床に足の届かない程高いスツールでした。この椅子で床に足が着くのは、日本人ではブランデーグラス片手の石原裕次郎しかいないと思います。
しかも、左右はぎゅうぎゅうで、両端のサラリーマンのスーツの肘が微妙に当たるんですよね。これが、ちょっとキモい。それよりも、足の着かない高い椅子でお蕎麦を食べるのは、何か違うと思いました。
厨房の受け答えの声が異常にでかくて、チェーン店の居酒屋の雰囲気。静かにゆっくりしたかったのに全く逆でした。