川崎で少し個性的な蕎麦屋に入りました。
場所は川崎駅近くのハッピーロード商店街。いかにも 毒蝮が来そうな感じ。
この日は秋にしては少し寒い日でして、一軒の蕎麦屋の店頭で親子時雨そばというのを見つけて、ご飯付きなのでこれにしようと入店しました。
「すみませーん。親子時雨そばください」「ご飯つけますか?」
「お願いします」「今、親子ができないです。それと、ご飯も無くて」(つけますか?って言ったのに)
「天ぷらそば、すぐ出来ますか?」「はい。ご飯つけますか?」「えっ?あるなら半ライスで」「今、ご飯無いです」「・・・」
女将さんなのかな?ちょっと美人で小綺麗な人だけど、対応が冷たいというか、やる気がないというか、独特のムードで会話がかみ合わないのです。
この時点で20分が過ぎるが、天ぷらそばは出てこないのですよ。つか店の人が誰も店内にいないです。
前の客の食べた器がそのまま。2時に配達された夕刊もそのままです。
僕は天ぷらを揚げているのだろうと、物事を良いように解釈しようと思ったのです。
30分過ぎ、僕の前を女将さんがカツ丼らしき器を2個僕より新しい客に持ってきた。なんだ、ご飯あるじゃん。どういう事?
じゃもうビール飲んじゃうかな。「すみません。瓶ビールください。それと天ぷらそば。。。ずっと待ってるんだけど」「今、やってます」
今やってるっていっても、そばを30分も茹でないでしょうが?でも揚げたてのが来ると思って心を持ち直しました。揚げたての天ぷらのコロモが汁を吸ってクタクタになったのって、お酒にあうんだよね。
その後10分経って天ぷらそばが来ました。鰻屋レベルの待ち時間でしたよ、ふーー40分も。。。
しかし、天ぷらは立派な作り置きでした。
コロモが冷え固まっていて汁をなかなか吸わない。
これはこれで良い思い出になりました。
最後にトイレに行ったらこれが貼ってあった。 全く正論です。
「そば屋の出前」というコトワザっていうかアレがあるけど、まさにそれを地で行く店でした。できない約束はしないでほしいです。