三島のうなぎを食べたくて新幹線を降りた。
日曜日だったので超有名店は避けて不二美さんというお店に入った。地元の人や山帰りの人などで満員だったが、奇跡的に席が空いた。店内は雑然としていて、たった一人の店員さんは忙しく走り回り、注文を取りに来るのに10分近く放置され、笑い声の大きい女子大生のグループがカツ丼や月見そばでダラダラ居座っていたのにイラっとした。
僕は『うな重3500円と瓶ビール650円』を注文した。この店が時間がかかるのは食べログで知っていたから、肝焼きや鰻巻きなどで飲みながら待ちたかったが、それらはメニューにはなかった。とにかく早くビールを飲みたいと思っているのだが20分経っても出てこない。思い切って店員さんに催促をしたら、ビールは注文をしていないとの事。なんちゅう。この段階でまだお茶も出ていない。僕は自分のペットボトルの水を飲んで、ぐっと我慢した。
うな重は丁寧に作ってあった。うなぎの質も良かった。ご飯が少ないのは少食の僕にとっては何の問題もない。偏りのない欠点のない、どこに出しても誰も満足するうな重だと思う。しかし終始店員さんがバタバタする店内で、落ち着いて食べる事はできなかった。うなぎが良かっただけに残念である。
