二宮でちょこっと蕎麦を食べた記録。記述に僕の性格の悪さがよく出ています。
湘南新宿ラインは、平塚でみんな降りちゃった。僕はボックス席に移って靴を脱いで足を投げ出した。
次の電車待ちでちょっと時間があるアナウンスを聞き、大急ぎで売店でビールを買った。
あらっ?トートバッグの底にこんな物発見。
乗せてみた。
そうこうするうちに二宮に着いた。全く意味はなく、直感で途中下車をしたのだ。
なんちゅう長閑な空気感。
栄通りは栄えていない。
洗濯物の干し方がバリ島みたい。これは、あくまでも僕だけのイメージだけど。
足袋と洋品のはふや。ここ渋いな。店名もいいけど、看板のタイポグラフィが素晴らしい。おばちゃん向けの品揃えも素晴らしい。
八百万。丁寧に品が揃えられている。
ここも八百屋さん。しかしこの町、誰も人が通らないのだ。
二宮はこういうおばちゃん向けの洋品店が多い。
駅周辺をぐるーーと周っていたら、いい雰囲気の蕎麦屋を発見した。
松本庵さんという店だった。
僕は、本日の定食『親子丼とお蕎麦セット980円』を注文した。親子丼は苦手なんだけど。
以外と早く来たのでびっくり。つか、なんじゃこれ、すげー量じゃん。
親子丼嫌いの僕が、親子丼にチャレンジ。どうでしょうかね?ウヒヒ。
この場合、味噌汁はいらないと思うのだが。
いえ、ありがたいです。
この豆もいらない。
いえ、ありがたいです。
蕎麦の量は結構ある。僕の地元の目黒あたりじゃ、これだけで大盛だよ。
お蕎麦からいきます。
間違いなく美味しいお蕎麦だった。
親子丼も行きます。
どうでもいいけど、前のおじさんが蕎麦をズバーって啜る音が異常にでかい。
店内に響き渡る音、ズビズバ〜〜(パパパヤ〜〜)。
この店の出汁はちょっと魚感が強いかも。いや、それが悪いんじゃなくて松本庵の個性なんだろう。
親子丼はかなりの旨しだった。
魚感の強い出汁が、鶏肉と負けない押し出しをしている。魚と鶏のお互いの出汁ががっぷりの共演している。これはすごい親子丼に出会ったものだ。
ふーー、旨かった。
二宮は古い個人商店が色々あって興味深い町だった。
欽ちゃんと会うかなーと思ったけど、会えなかったのが一番残念だ。