アベチカには居酒屋が数件並んでいる。
この店の客は激しい酔っ払いばかり。
若い店員が酔っ払いのしつこい話を小馬鹿にしたようにうなずいて聞いている。毎日のことだから大変だろうね。
限界まで酔ってる人がいたいた。
奥のメガネのおじさんだ。
酔い方が横綱級。メトロノームの様に左右にぐにゃぐにゃ揺れながら飲む。
ぐじゅぐじゅの軟体動物だ。45度位倒れるのだが、椅子から落ちそうになる前に戻る。面白いのでじーーと見ていたのだが(僕が見ていても気がつかない)、腹筋を使って戻るのではなく、頭の重さを器用に使っている。倒れそうになってアッヤバいと思った瞬間、頭の重さをブオンって使って戻る。達人だな。おじさんの店のバイトらしい若者も「にゃまびひーるくらさい」とか言って注文。この人たち何軒目なんだろうか。
この店、こういう感じの、よせばいいのにもう一軒行っちゃう酔っ払いばかり。
東京の平均的価格より間違いなく安い。
俺の足。意味ない。
こういう機能美は好き。
千枚漬。漬かりすぎて正体不明の物体になっていましたよ。
全日本会話が噛み合わない選手権で、準決くらいは行きそうな、飲み過ぎ度MAXカップル。お互い相手の話を全然聞いていない。自分の事しか言っていないのだが、不思議と会話が噛み合うのだね。
再度云いますが、今昼の3時です。
この人はとても感じが良かった。紅一点ですな。
ハモの天ぷら。食べると。。。『硬ってぇ。。。』サクふわじゃなくて、カテカチだ。これは、ハモなんだろうか?ウツボ?
硬いので、皿に戻し箸で割った。割り箸がキシむ硬さ。心なしか僕の体が数センチ宙に浮いた気がする(これは嘘です)。
出汁をもらって、ふやかしていただきました。ありがとう。