「ボクの、旅の記憶」ニール・ちくわ

退屈な話を聞いてくれてありがとう。

売っているカレー以上の価値がある。鶴橋「上等カレー」

今年の3月頃、鶴橋の上等カレーでとんかつカレー550円を注文した。スパイスの効いたカレーである。

さて、この店ではカレーより面白いものがある。
それは、ご主人と、ここで働く中年の女性の関係というか会話である。ご主人は、とに角スパルタ式で、働く女性のやる事ほとんどに駄目出しをする。水の置き方から、声の出し方、立つ位置その他モロモロ。

しかし、おやっと思わせるのが、その女性の態度だ。スパルタご主人の、通りがかりのいちゃもんみたいな文句を、すべて「はいっ」と言って受け止めるのだ。それは、見事である。

ご主人も全部怒るのではなく、僕がいる間に一度だけ優しい言葉を使った。その時その女性は、心の底から嬉しそうに笑ったのだ。

ここは劇場か。たった10分の間にすごい感動をいただいた。

 

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